MN MODULAR
MediorNet Modularメインフレームは要件に合わせて構成可能です。フレームには特定の用途の必要に応じて様々なメディア・カードとリンク・カードをフレームに挿入することができます。
モジュールとカードはどれもホットスワップ可能で、リダンダント電源によって信頼性がさらに高まります。MediorNetの最適化された冷却コンセプトによって非常に低ノイズのシステムが実現します。デバイス内を空気が水平方向に流れるのでMediorNetメインフレームの下や上に追加ラック・スペースを必要とせずに効果的な冷却が可能です。
MediorNetフレームは様々な位置にラックマウントできます。例えば全コネクターが前面または背面にあるようにしたり、ケーブルを前面から接続したときにコネクターやケーブルがラックの寸法を超えないようにセットバックさせたりが可能です。電源のIECコネクターは他のケーブルとは独立して前面または背面に配置できます。
MediorNetは、ファイバー・リンク1本で最大76.5 Gbit/sの帯域幅を持つMediorNetメインフレームをネットワーク化するために、CWDMマルチプレクシングありとなしのリンク・カードを提供します。
MediorNetの標準ファイバー・トランシーバーのオプティカル・バジェットは最小18 dBで、最大40 kmの距離が可能です。MediorNetファイバー・リンクは双方向の信号転送ができるようにデュプレックス・ファイバーで構成されています。MediorNetのCWDMリンク・カードは、外部オプティカル信号を含めて、システムを介してトランスペアレントに転送することもできます。MediorNetリンク・カードはどれも信号監視とリンク・ステータス情報を提供します。これらの情報はステータスLEDを介して監視でき、システム全体でMediorWorksソフトウェアとSNMPネットワーク管理システムを介して監視できます。
MediorNetメインフレームは設置に必要な入力カードと出力カードを使って簡単に構成できます。
全メディア・カードは複数のビデオ規格とオンボード信号処理&変換をサポートし、個々のカードの数を最小限に抑えます。これらの信号標準と処理機能はソフトウェアを介して更新でき、将来の展開に備えてハードウェアへの投資を確保します。
Mainframe & Processing Card
MN-XSS 2.0 Processing Card
MN-XSSプロセシング・カードはMediorNetメインフレームの心臓部として機能します。これには全カードとモジュールの広範なLEDステータス・インジケーターがあります。このカードは最適な信号パスと利用可能な帯域幅の最適な使用を保証します。また、16×16の高速MediorNet信号が含むすべての個々のメディア信号用のユニバーサル・ルーターも提供します。MediorNetを使って複数のMediorNetノードで構成される分散型高速ルーティング(<40 ms)環境を構築できます。さらにこのカードは標準インターフェイスを幅広く備えています。これらには以下が含まれます:
- システム構成または外部ルーター制御システム用の100BaseTイーサネット接続1基
- PCネットワーク用の1000BaseTギガビット・イーサネット(トランスペアレントなトンネリング)1基
- Artistインターカム・パネル・コネクター(RJ45×1、BNC×1、互いに独立して使用可能)2個
- 双方向MADIインターフェイス(SFPモジュールを介するオプティカル×1、BNCコネクター2個を介するエレクトリカル×1)×2 *RIEDELのSFPを使用する必要があります。
- フレーム同期用のBNCコネクターを介する同期入力×1および同期出力×1