ROCKNET 300
RockNet 300は、最大160chと96kHz/48bitを提供する、ライブサウンド向けの多用途デジタル・オーディオ・ネットワーク・ソリューションです。
RockNetは、SR用途のツアーおよび常設向けに特化したリアルタイムの低遅延音声分配ネットワークです。考えらうる音声分配の課題に対して、汎用的ソリューションを提供し、従来のアナログ・スプリット・システムと非常によく似た動作をします。CAT5ケーブル1本で最大160chの24bit/48 kHzの音声チャンネルを双方向に伝送します。RockNet製品はヘビーデューティなロードでの使用向けに設計されています。頑丈なスチール製の筐体は、モジュラー・ステージボックスのルック&フィールを持ちます。全デバイスはリダンダント電源用のロック式IECコネクターを備えています。他のコネクターはどれも金メッキされており、回路設計は超低ノイズと最小の歪になるように最適化されており、音声品質への極めて高い要求に応えます。
RockNetは音声の集信と配信のために設計・最適化された費用効果の高い統合ネットワーキング製品であり、超低遅延と非常に高い音声品質を提供します。他社製品を組み合わせる必要のない統合システムです。ネットワークを接続するために必要なケーブルはXLR(オス/メス)付きのマイク・ケーブルとRJ45(Ethercon®)付きのCAT5の2種類のみです。ブレークアウト・パネルや特別なケーブルやコネクターは不要です。最大99台のデバイスをネットワークに簡単に追加できます。全デバイスはフロント・パネルのプッシュボタンで直感的に設定できます。RockNetを設定して運用するためには、ITやコンピューター・ネットワークの特別なノウハウは必要ありません。システム・チェックもパソコンを使わずに各機器側で実行できます。
RockNetはデバイスおよびネットワーク・レベルで合理化されたリダンダンシー概念を組み込んでいます。各デバイスのネットワーク・インターフェイスは、CAT5インフラストラクチャーで音声信号をフェイルセーフ送信するための相互接続を2系統備えています。2つのデバイス間に接続障害が発生した場合、RockNetはリダンダント・リング・トポロジーに基づいて音声を途絶させることなく自己回復ネットワークを形成します。比類のない信頼性、柔軟性、使い易さを持つRockNetはあらゆるライブサウンド用途に最適な音声ネットワーク・プラットフォームです。
Audio Interfaces
Console Interfaces
RN.344.SI Soundcraft SI Interface Card
RN.344.SIカードはSoundcraft社SI Compactカード拡張スロットに収容され、32入力チャンネルと64出力チャンネル(または64入力と32出力)にアクセスできます。ワードクロック入力はバックプレーン・コネクターを介して機能し、ワードクロック出力はフロント・パネルで利用できます。デバイス識別と最大15個のプログラム可能なルーティング・テーブル選択用にロータリー・スイッチがあります。『RN.344.SI』を使うとSoundcraft社製品がRockNetデジタル・オーディオ・ネットワークの一部になり、RockNetマイク・プリアンプのリモート・コントロールが可能になります。このカードは次のSoundcraft社ホスト・デバイスと互換性があります:Compact SI 16、Compact SI 24、Compact SI 32。
RN.343.VI Soundcraft Studer Interface Card
RN.343.VIカードは、Soundcraft Studer SCore LiveまたはD21mのカード拡張スロットに収まり、64の入力チャンネルと64の出力チャンネルにアクセスできます。ワードクロック入力はバックプレーン・コネクターを介して機能し、ワードクロック出力はフロント・パネルで利用できます。デバイス識別と最大15個のプログラム可能なルーティング・テーブルの選択用にロータリー・スイッチがあります。RN.343.VIを使うと各Soundcraft Studer製品がRockNetデジタル・オーディオ・ネットワークの一部になり、RockNetマイク・プリアンプのリモート・コントロールが可能になります。このカードはSoundcraft Studerのホスト・デバイスと互換性があります:Soundcraft VI1、VI2、VI4、VI6およびStuder Vista 5、Vista 7、Vista 8、Vista9。
RN.341.MY Yamaha Interface Card
『RN.341.MY』カードはYamaha MYカード拡張スロットに収まり、16の入力チャンネルと16の出力チャンネルにアクセスできます。ワードクロック入出力はバックプレーン・コネクターを介してホスト・デバイスで利用でき、デバイス識別と最大15のプログラム可能なルーティング・テーブルの選択用にフロント・パネル上にロータリー・スイッチがあります。『RN.341.MY』は各Yamaha製品をネットワークの一部にし、『RN.301.MI』マイク・プリアンプのリモート・コントロールを可能にします。リモート・コントロールは9ピン・コネクターまたはバックプレーン(LS9コンソールの場合)を介してサポートされます。このカードは次のYamahaホスト・デバイスと互換性があります:DM1000、DM2000、DME24N、DME64N、LS9-16、LS9-32、M7CL、PM5D、PM5D RH、TX4n、TX5n、TX6n。
Network Interfaces
RN.351.FI and RN.352.FO Fiber-optical Converter
350シリーズ・ファイバー・インターフェイスはネットワーク・デバイス間の距離を伸ばす必要がある用途向けに設計されており、インフラストラクチャー要件を満たすべく、シングルモードまたはマルチモード・ファイバー用のユニバーサル・トランシーバーを装備しています。このモジュールはシングルモード・ファイバーで最大20 kmの範囲をカバーします。
RN.351.FIとRN.352.FOはフロント・パネルの標準のRockNetCAT5ネットワーク・インターフェイスの入出力で構成され、リア・パネルにはロック式のデュプレックス・ファイバー・コネクターとロック式のIEC電源コネクターがあります。コンバーターはモジュール式の頑丈なエンクロージャーを備えています。
- 最大20kmの長距離接続
- 光ファイバー・メディア変換
- ステータス・インジケーター
- CAT5リダンダント・ネットワーク・インターフェイス