Press Release
Wuppertal 4月 13, 2024
RIEDEL、先進のコミュニケーション・映像伝送ソリューションで インターステラテクノロジズの宇宙打ち上げを強化
「RIEDEL のソリューションはその機能性と合理性で私たちに感銘を与え,ロケット「ZERO」の打上げ運用で重要な役割を果たすと確信しています。RIEDELのような高く評価されているブランドとのコラボレーションは、技術的な領域で最高の品質基準を維持するという私たちの強い姿勢を強調するものです。ロケット「ZERO」の初打上げに向けて、私たちはシステムの拡張に全力を注いでいます。RIEDELのソリューションはISTのスタッフだけでなく、顧客となる衛星事業者にも利用され、当社の優れたレベルの打上げオペレーションを確かなものとします。」と開発部 無線・管制グループリーダー兼管理部ICTインフラストラクチャ担当の牧野一憲氏が語る。
ISTは、商業ロケットの監視と打ち上げに重要な2つの主要施設、実験指令所と燃焼試験場・発射場との間での従来の簡易デジタル無線を使ったコミュニケーションの大幅な遅延に直面していた。さらに,最初の ロケット「ZERO」 の打ち上げを間近に控え,高品質で低遅延の映像システムの必要性が最も重要でした。RIEDEL がFormula Oneにソリューションを提供していることを知った IST の研究開発部門は,RIEDEL の日本における販売パートナーである株式会社オタリテックに連絡を取りました。オタリテックはRiedel Communications Japanとともに,ISTのニーズに合わせたソリューションを開発しました。
このソリューションには、実験指令所にデジタル・マトリックス・インターカムArtist-1024、8台のハイブリッド・レバー・キー・SmartPanel RSP-1216HLと1台のBoleroアンテナ、燃焼試験場・発射場に2台のBolero アンテナと6台のベルトパックが含まれています。映像伝送には、JPEG-XSビデオ・コーディング規格を採用したMediorNet IP FusioN 6Bを12台設置し、拠点間の低遅延で軽圧縮の高品質映像を可能にした。このシステム更新により、コミュニケーションと映像伝送が大幅に改善され、スタッフの移動に伴う実験指令所と試験場間のスムーズな運用が確保された。Boleroシステムは、特にISTスタッフからその使いやすさと操作性の高さで好評を得ており、チームメンバーは常に正確で鮮明なコミュニケーションで商業ロケットの開発を監視することができる。
RIEDEL Communications 社Director Sales Asiaの Guillaume Mauffrey 氏は「RIEDEL と Otaritec は最先端のコミュニケーション・映像伝送技術でこの特別な宇宙飛行プログラムに貢献できることを光栄に思います。当社のソリューションは、ミッションクリティカルな環境におけるシームレスな運用を確保するように設計されており、そして、彼らが宇宙探査の進歩の一翼を担ってくれることに感激しています。」と語った。